トラブルはあったものの無事に亀屋に到着。
スノーボードに装備に不安を抱えながらの1日目の滑走も終了。
そして……。
亀屋の夜は更けて
夕食。
ブロイラー万歳。
一度、満腹状態になり部屋で小休止すると、たちまちスノーボード熱が冷めてきます。
そんな中でヤル気満々の人間が約1名。いったいどこにどんな気力が……。
結局、引きずられるように夕食後のナイターに参加。
自分のボードは装備が不調なので、M澤さんにお借りました。感謝。
「ナイターは人が少ないから滑る気になる」とはS賀君の言。
確かに人は少ないのですが……ナイターはスピード狂の集まりですか?
深夜の国道1号線の如く、恐ろしいスピードで飛ばしてきます。まるで日中の混雑による鬱憤を晴らすかのよう。まったく恐ろしいことこの上ない。
再び亀屋。
恒例の狭い風呂で一日の汗を流します。例年、亀屋のお風呂は江戸っ子も大満足の釜ゆで状態なのですが、今年はどういう訳か普通の温度。ちょっと拍子抜け。
ただシャワーの暴君ぶりは健在。1人がシャワーを使い出すと湯がそちらに取られ他は水しか出ないとか。そいつがシャワーを止めた瞬間に水が熱湯に様変わりするとか。
なんというスリリング。安心して使えない。
これも亀屋の魅力。
深夜。
早く寝るつもりだったが、夜更けまでボソボソと数人で語らい、気分は修学旅行。
テーマは兄妹の和解(?)
悩みがない人などこの世にいない。ただ自分は適当に言葉をつないで表面上会話をしているけど、腹を割って人に悩みを打ち明けたことはほとんどない。特にこういう場では。
最近、思うことがある。
悩みや夢はどんどん人に話した方がよい。話せばひょっとしたら誰かが助けてくれるかもしれない。誰かが手をさしのべてくれるかもしれない。だが人に伝えなければ、助けてくれる人もいない。
ところが話そうとすると自動的にシャッターが降りてそれを拒絶してしまう。やはり人が苦手だ。
今回もちょっと話そうと思ったら、別の方向に話題が飛んでしまった。タイミングを掴むのも苦手だ。
ビンディング大破
翌朝。
天候は雪。そしてガス状態で何も見えず。
昨日不調だったビンディングの留め具は、はずれても一番影響がなさそうな場所(左足の先端固定部分)と場所を入れ替え、とりあえず今日1日もつかどうか。不安を抱えながらのスタートとなりました。
ところで視界がないとは恐ろしいもの。
ここのスキー場はそこそこの回数訪れているはず、そしてこのコースは昨日も通った……にも関わらず、途中で道が判らなくなった。霧に囲まれだけでも周囲の風景は一変、まったくの別世界。
山の恐ろしさをほんの少し実感したのでした。
2日目は主にハツカ石口の緩斜面で技の練習。
M山さんに斜面での跳ね方を教わり、さっそくチャレンジ!……コケた。どうやらまだまだ修行が必要のようです。
午前中しばらく滑っていると、妙に足に違和感があります。
見るとまたビンディングが外れかかっています。何度ベルトを留めなおしても少し足元に力を入れると、なんの抵抗もなく留め具が外れやがります。もうユルユルのガバガバ。どこまで緩いんだお前は。
原因はよく判りません(冷えると壊れる?)が、両足2箇所ずつ、計4箇所のうち3箇所(※1)が不調状態に陥りました。こうなっては自分の技量では滑走の続行は不可能。それどころか、無事に下山できるかどうかも危ぶまれていました。
(※1)3箇所……唯一生きている1箇所は昨日不調になっていたところ。もうワケワカラン。
最悪一人で板を担ぎながら、とぼとぼ下山する姿を思い描いて暗澹たる思いでしたが、幸運なことにS賀君もあがるということだったので、彼と板を交換して下山することに。
ボードの腕前はかなりのものであるS賀君ですら、ビンディングが3箇所も壊れた板の制御は難しいかったらしく、途中で何度も止まりながらようやく麓に到着。リアル八甲田山になりかけのところ本当に助かりました。ありがとう。
彼が麓に降りたとき、私のビンディングは限界を超えていたらしく大破撃沈。部品が吹き飛び、再起不能状態。
S賀君曰く、「……こ れ は ひ ど い 。」
ちょっと凹んだ。
(つづく)




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