訃報の影響

2008-06-28 (土)
- 或る日常の風景

昨日昼食を食べているときに、町長の奥様が亡くなったことを母親から聞いた。

こんなことを書くと、我が家が町長一家と何らかのつながりがあるように思われるかもしれない。
が、実際は親戚でもなければ何のつながりもないのであった。

(ふぅん……)

適当に聞き流した。
別に一町民が町長一家の通夜や葬式に参列しなければならない、という訳でもない。
早い話が家族間のたわいもない会話だったのだ。この瞬間までは。

「あっ……!」

親が何か思い出したような声を上げたので、思わず聞き返した。

「あんた、明日(※1)墓掃除だからね」 「はぁ!?なんで!」

(※1)あんた、明日……「あんた、明日」と来ると、その後に続くのは大抵ロクでもない労役に関するセリフが続く。(例:「あんた、明日草むしりだからね」)

よりによってこの余裕がない時に言わなくても。だいたい葬式と墓掃除にいったい何のつながりが……あるか。
聞けば、町長一家の墓の裏にウチの墓があるのだという。

明日通夜→明後日葬式→納骨には人がいっぱい来る→裏の墓が汚い→みっともない→だから明日掃除。

へぇへぇ……左様でございますか(ため息)

そして。今日。
梅雨とは思えない晴れ上がり。そして狙ったかのように猛暑日。朝から容赦なく太陽が照りつけます。
弟に声をかけたところ「行く気がしない」とあっさり拒否され、結局自分一人で行くことに。

いつもなら「行く気がしない?ふざけるなっ!」と罵声の一つでも浴びせるところなのだが、この間行った(※2)ばかりだし、そんなに汚れてないだろう。という見込みもあった。

(※2)この間行った……いつ行ったのかは思い出せない。

墓掃除なんて1時間もあれば終わるさ。
そんな軽い気持ち(当然掃除用装備も軽い)で出発。まだ午前中だというのに外に出た瞬間、体中から汗が噴き出す。

自宅から墓地まで徒歩約10分。以外と近い(※3)

(※3)以外と近い……TUTAYAは遠いのにな(怒)

そして焼けつくような暑さの中で、途方に暮れていた。
予想とは裏腹に墓は雑草(ドクダミ)で覆われていた。ドクダミの匂いが鼻をつく。その雑草の間をトカゲが素早く走り去るのが見えた。まるで天空の城の中枢部が木の根で覆われていたのを知ったときの気分だ。

隣の無縁仏に生い茂る雑草 fig.ドクダミの森

蜘蛛の巣を取り払い、雑草を引き抜き、墓石を磨くこと90分。とりあえず我が家の墓は満足のいくレベルになったものの、隣の無縁仏(※4)までは手が付けられなかった。申し訳ない(写真のドクダミの森は放置しました)

(※4)隣の無縁仏……祖母に頼まれてウチが掃除している墓。御利益があったためしがない。

まさか訃報がこんなところに影響してくるとは……なんということだ。

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