20年の思い出

2008-03-01 (土)
- 或る日常の風景

恒例の花粉症の季節になってきたので、掛かり付けの病院に薬をもらいに行きました。

病院と言っても辺境にある小さなものなので、正確には診療所(※1)。
「Dr.ナントカの診療所」と同じ。

(※1)診療所……病床数(入院用のベッド)が20床未満の施設のこと。

土曜日は午前中のみの営業しているはずなのだが、この日はどういうわけか駐車場(と言ってもただの空き地)に車が1台も止まっていない。
それどころか駐車場の入口にロープが張られていました。

……臨時休業?

営業中とは思えない閑散とした診療所に行くと扉は堅く訪問者を拒絶していました。
そして、扉には1枚の張り紙が……。

武川診療所 fig.扉に1枚の張り紙。
武川診療所 fig.廃業のお知らせ。

お知らせ

長い間当診療をご受診いただきまして、ありがとうございました。
この度、先生の健康上の理由で2月いっぱいで廃業することとなりました。
長期のご厚情、ご支援をいただき、心よりお礼申し上げます。

武川診療所

自分がこの辺境の町に引っ越してきて約20年の歳月が経とうとしています。
その間、老齢の先生が一人いるだけの診療所には毎年のようにお世話になってきました。
毎年のように通い詰めれば、さすがにベテラン。慣れたもの。

おかげで医者嫌いになることもなく、やれ花粉症になった、やれちょっと熱っぽい、となると喜々として会社を半休して医者に直行。
「先生、なんか昨日から咳が出るんですけど……」

「ああ、それはねぇ。エヘン虫じゃよ」
「………………は?」
「すぐ効くお薬を3日分出しておきますからね。これで様子を見て下さい」
「はぁ………」

こんな診察でいいのかよ。と思ったこともありましたが、先生の飾らない性格と人当たりの良さで結局通い続けて20年。
医は仁術。

今年の1月末に風邪を引いて診療所に行ったときには、先生が体調を崩されて長期入院されているとのことで、診察はやっていませんでしたが。 1日も早い先生の回復を願っていたのですが。

また一つ診療所が閉鎖された。
ゆこう……やがてここも無医村になる。

先生。長い間ありがとうございました。

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私にも上京するまでは、掛かりつけの診療所がありました。
ほとんど民家で、待合室には炬燵があり、
介護が必要ではと思えるほどの覚束ない手つきの
ご老体の院長1名と、看護士のおばちゃん1名のみの
診療所でした。
どんな症状でも、いつも薬が同じなのは子供心に
疑問を覚えましたが、夜中でも往診してくれる、
暖かみのある診療所でした。

今はどうなっているのだろう...
跡取りは居なかったので、
きっと廃業しているのでしょうね(寂

1. posted by よこやま

ブログの件ありがとうございました。
早いうちにアップできるようがんばります。

2. posted by よこやま

>よこやまさん
思い出がまた一つ消えるというのは寂しいものがありますね。たとえヤ○医者であっても…
(毎回出される薬が同じって……w)

ブログ期待してます。
はやく書きなさいよー。はやく書けー。

3. posted by 担当@navi研

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